オーケストラの弦楽器は何人?
8型・10型・12型とは

オーケストラの弦楽器は、木管や金管のように「1パート1人」とは限りません。作品や会場、オーケストラの規模などに応じて、各パートを複数人で演奏します。

「○型」は第1ヴァイオリンの人数

日本で使われる「8型」「10型」「12型」といった呼び方では、基本的に第1ヴァイオリンの人数が基準になります。

8型:8 / 6 / 4 / 4 / 2
10型:10 / 8 / 6 / 4 / 2
12型:12 / 10 / 8 / 6 / 4

ここに示した数字は代表的な例です。重要なのは、8型なら第1ヴァイオリンが8名、10型なら10名、12型なら12名という点で、第2ヴァイオリン以下の人数は必ずこの比率になるわけではありません。

実際の人数には幅がある

弦の人数は作品、オーケストラ、指揮者、会場や編成条件によって変わります。同じ「12型」と呼ばれる規模でも、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの人数まで一つの数字列に固定されるわけではありません。

二管編成とは別の話

「二管編成」は基本的に木管楽器の規模を示す呼び方で、弦楽器の「8型・10型・12型」とは別の軸です。二管編成だから弦は必ず8型、という関係ではありません。

divisiとの関係

弦楽器では一つのパートをさらに分けて演奏するdivisiが使われます。人数が少ない場合、divisiによって一つの声部を担当する奏者が少なくなり、音量や音色の印象も変わります。楽譜上の音数だけでなく、実際に各声部を何人で演奏するかも考える必要があります。

《あさひ》の場合

《あさひ》は二管編成の短いオーケストラ作品で、弦楽器にはdivisiも使用しています。約2分8秒で、作品ページでは35秒の音源を試聴できます。

← 読みもの一覧へ